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フリーランス漫画家の裏日記

とあるアイドル好きの漫画家の日記とちょっとしたぼやき。

同人誌活動のとりくみとご報告

12/29のコミックマーケット91と、2/12のコミティアで久しぶりに同人誌を作りました。この2冊。


内容は、今までカフリとして活動してきたアイドル芸能ジャンルとしての本ではなく、自分のエッセイレポや新作の設定資料集などです。
今後の種になりそうな創作の本を同人誌としては初めて出しました。
なので売上などはとても心配だったのですが、まあ次回作のポートフォリオになれば元が取れるかなと言う気持ちで、負担にならない程度の在庫だけ用意しました。

booth通販とnoteのデータ販売

この2冊は、同人イベントに足を運ぶ人に自分のことを知ってもらうための本だと思って作りましたが、同時に同人イベントになじみがなく、今まで商業作品を読んでくださった読者の方にも手に入るようにしたいと思い、紙の本を通販できるboothでの通信販売と、キャリア決済などで手軽に手に入るnoteでの電子データ販売を用意しました。

料金体系は、
イベント:イベントで直接購入を基準として頒布価格を設定
booth:自家通販手数料と送料として頒布価格の+200円
note:頒布価格の半額~6割程度の廉価版設定
としました。
いつ本業が忙しくなってイベントに出れなくなるかわからないので、少部数で在庫を残さないように設定しました。
そのため一般的な同人誌にしては割高になりがちなのが心苦しくもありますが、その部分をnoteで廉価版販売することで購入したい方がお財布や目的にあわせて選択できるようにしてみました。

本づくりについて

久しぶりに同人誌を出してみようかなと思ったのはいくつか理由があります。
今まで私の商業誌活動や本業の活動では音楽活動をしているアイドルさんやアーティストさんとの縁が深く、そういった方たちやファンの皆さんに助けられてきました。
しかし漫画家として自分自身も新規獲得に励まないと、現状の慣れ親しんだ読者の方やファンの方に頼っていても視野狭窄になってしまうし、ヲタ夫のカードの残高も減らしたいし、将来持ってるいくつかの目標のためにも、自分の新たな作風を開拓するのは大事だなと思い、同人誌として発表することにしてみました。
なので、音楽方面のお仕事ではなく、マンガや創作を楽しんでいる人たちが多くいるコミティアで本を出して、新たな出会いがあればと思った次第でした。
何より、商業媒体でのお仕事はいつか終わりが来てしまうけど、同人誌には終わりがありません。長く一緒に楽しんでくれる読者の方と沢山であって、いつでも作品を発表できる場所を作っておきたかったのです。

とはいえ、本業があるとは言っても人様からお金をいただくわけですから、生半可なものは作りたくないのが意地です。
まず、告知は仕事用のサイトとは別にOWNDで特設サイトを作り、情報を集約しました。

原稿製作はいつも通りPhotoshopで制作しましたが、本の装丁はInDesignを使用しました。

ノンブルつけたり書式やページスタイルを登録できる利便性だけでなく、
入稿にトンボが必要な印刷所を利用するときなどはとても便利でした。
※アキ容量などの設定はまだちょっと慣れてません

また、GD HOUSEではsweethome3Dで3D間取りを作るのに初挑戦してみました。
うまくいけばこのデータはそのままコミスタで背景にできるので、新作としてマンガを書きおろす際にすんなり作業に入れます。

sweethome3D
http://www.sweethome3d.com/ja/

できるだけ楽しみながら、かつ自分の魅力が伝わるように本づくりに取り組みました。

どっちも完売しました

そして、ありがたいことに2つのイベントを通して、2冊とも印刷在庫分が完売しました。少ない部数ではありましたが、ゼロからの思いつきで始めたことだったので、これはとてもうれしかったです。
noteでの電子書籍版も本を出すごとに伸びています。面白いのは紙の書籍はイベントの参加スケジュールに紐づいて動きますが、電子書籍はイベント終了後、ロングテールで少しずつ伸び、新しい本が出た時に過去の本も同時に購入するという方が多いようです。
半分シュミ、半分自分の本業へのサポートみたいな位置づけではじめた同人誌づくりなので、派手に儲かることは目指してないのですが、こんな感じで地道に作り続けて、こんな感じで長くやっていければ嬉しいです。

みなさまにお礼

同人誌をつくることは、買ってくれる人たちの顔を直接見ることができるし、企画~製作~販売のプロセスをすべて自分ですることができる事にやりがいを感じます。
イベントまでわざわざ足を運んでくれた方への感謝、感想をその場で伝えてくれる人への感謝、noteやboothで購入してくれる人たちへの感謝、そういったことがとても安らぎと達成感でいっぱいになります。本当にありがとうございます。
noteにもboothにも投げ銭制度があるのですが、購入時にそれを利用して支援してくださった方も数人いらっしゃいました。こちらでお礼を述べさせてください。心から感謝しています。

今後の予定は、5月に文学フリマコミティアに参加する予定です。
ちょっと忙しくなりそうなので新刊はまだ未定ですが、
一緒にゆるやかな本づくりと私のよしなしごとを楽しんで頂ければ幸いです。

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