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フリーランス漫画家の裏日記

とあるアイドル好きの漫画家の日記とちょっとしたぼやき。

μ’sを初めて生で見たアイドルヲタクのちょっとあつくるしい感想:μ’s Final LoveLive! @東京ドーム 2016/04/01

 先日のエイプリルフールに、初めてμ’sが歌って踊るところを見に東京ドームまで行きました。μ’sがこの日で最後のライブになるというお話は事前に知っていたので、初めてなのにこれが最後になるし、その瞬間をぜひ目撃したいという気持ちで会場に向かいました。

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東京ドームに来れた人は皆熱いファン

まず会場について思ったのが、この東京ドームに集まっているファン(ラブライバーさん)は、熾烈なチケット争奪戦を勝ち抜いた非常に忠誠心の高い人たちなんだということでした。アイドルヲタクをやっていると、スタジアムクラスのライブはオタクだけじゃなくもっと色んな人種が集まることが多いイメージだったんですが、この日はそうじゃなかった。
ラブライバーさんが殺到したeplusがサーバーダウンしたという話もあるくらい、とにかくファンの気持ちが熱い。
ドーム前に集まっているラブライバーさんも、皆グッズをたくさんぶらさげたり、身に付けたり、特攻服に刺繍している人や、コスプレしてキャラになりきっている女の子もたくさん見かけました。そして入口付近の無数のお花。
常にどこかのグループが解散商法をしているアイドルヲタクの世界では考えられないような忠誠心に、とにかく驚きました。
私のようなにわかが「一度見たかった!」というノリで来ているのが申し訳ないような気持ちになりつつも、今日で終わるということがまるで信じられない熱気とお祭り感がとても印象的で、私は東京ドームに入場しました。

人間をそのままコンテンツにするラブライブのプロジェクトの面白さ

語りたいことはたくさんあるのですが、ライブが始まって、μ’sクロニクルという今までのμ’sの歴史がわかるドキュメンタリーをセトリの合間に流していたのですが、これが私のような初心者には大変有難かったです。
そのクロニクルの情報によると、ラブライブはまず雑誌の読者参加型企画からはじまって、CDとMVを同時リリースしながら、初めてのファーストライブを迎えます。
ラブライブ!と聞くと、一般的には音ゲーだったり、アニメだったり、声優さんのアイドルユニット的なイメージがあると思うんですが、どうもそうじゃないらしい。
読者参加型企画の時点で、どの程度の世界観が定義されていたのかは不明ですが、μ’sはアニメやマンガといった完成されたストーリーラインがない状態から、設定とMVと歌だけでライブを行ったということがすごく興味深く思いました。
人間の存在をそのままスクリーンにしてコンテンツを投影しているプロジェクトのように思えて、個人的にすごく面白く感じました。

驚異のシンクロ率

当日のステージには3つスクリーンがあって、実写とアニメを比較しながら見れるようになっていたのですが、エフェクトで実写とアニメのMVが切り替わったとき、たまにいつ切り替わったのかわからないときや、実写とアニメの切り替えに違和感を感じないときがあった。
ステージ上の内田彩さんが本当にことりちゃんに見えた瞬間が何度もあった。私はアニメをしっかり見たわけではなく、ことりちゃんが謳って踊るところを初めて見たのに、ことりちゃんは内田さんで内田さんがことりちゃんだった。そんなことがこの世で起こるんだと何回も驚いた。
そんな調子でライブを見ていると、新規の私にも、μ’sのメンバーが本当にキャラクターを愛していることがものすごく伝わってきた。

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クリエイティブスタッフの情熱

MVも、絵柄が初期のものなのかなと感じるものもあったが、初期MVのクオリティが素晴らしかった。アイドルの実写MVを見ているかのようなカメラワークを感じるアニメーションになっていて、あ、ここでカメラPANしたな、とか、アイドルのリップシーンでよく見る黒幕にライトの背景を見つけたり、製作したスタッフのこだわりを細部に感じる出来で、採算がとれるかわからない企画にこれだけの情熱をかけたクリエイターがいたんだということもすごく心が奮えた。
振りや映像、細かい音響演出なんかもちょっとわくわくする箇所が多くて、ふつうにアイドルを見ている感覚で楽しめました。
オタ歴が長いと、生で撮ってスクリーンに流してる時のカメラマンさんの腕とかを普通に気にしちゃうんですが、欲しい絵が伝わるし、カメリハしっかりしてあるんだろうなあという出来栄えでなにも心配することがなく楽しいライブを過ごしていました。心配するという感覚がおかしいのだろうけど。

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ラブライブが愛される理由の根本にあるもの

ダンサーの振り付けた全く同じ振りをライブで声優さんが踊るということも、業界の中ではまったく新しいことで、プレッシャーが大きかったんだろうなということも感じた。クロニクルを見ていると、ラブライブは全体的に新しいことへの挑戦が企画の根本だと感じたので、アイドルではない声優さんには先駆者がなく不安なことがとても多かったんだと思う。
だからこそ彼女たちに与えられた「アイドルをやりたくてやっている作品の中のμ’s」のキャラクター像に、精神的に助けられてたのかなあという気がしました。プロジェクトへの不安と葛藤の中で、実在しないキャラクターを自分たちで表現してこの世に実在させていきたいという情熱をつかんだからこそ、これだけの熱い思いが引き寄せられてきたんじゃないかと感じました。
クリエイティブの情熱もプロジェクトの面白さも、その核になってる部分はμ’sメンバーの愛情との相互作用だからこそ生きてくるのかなと、個人的に納得するものがありました。

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個人的に思ったこと

これだけ大きいプロジェクトになったら、関わる企業も増え大人の事情も増えてきて、μ’sは与えられたことをただこなしてほしい、というアイドル的なお人形でいることを求められる局面もあったと思います。
キャラクターがあってこそのプロジェクトでμ’sだけど、新しいアイドルグループのひとつとして見られてしまうことにも常にギャップがあっただろうし。
こんなにキャラクターを自分の一部のように愛しているμ’sにとって、悩ましいことも多かった6年間だろうなと勝手に憶測すると、涙が出てきそうでした。
同じフィールドで考えるべきではないのだろうけど、アイドルオタクとしては、6年間メンバーの卒業脱退がなくやり抜いた女性グループという点はものすごく尊いものがあります。アイドル業界はとにかく誰かが辞めたり抜けたりつらいことが多いので。

オタクとしては、「推しが武道館に行ったら死ぬ」っていうマンガあったけど、「推しが東京ドームに出たら成仏できる」って思えるくらいドームの雰囲気がなんかすごくて、普通に今まで推してきたラブライバー古参の気持ちを考えてしまい東京ドームに入った瞬間の感じですでに泣きそうでした。
スノハレやスーパーラブスーパーライブのペンラのとても綺麗だったし、よく訓練されたペンラづかいに感動しました。

チケットが手に入らなくて来れなかった方もいると思うので、私のようなにわかドルヲタはせめてラブライブのすばらしさを発信して、何かしらのネットの遺産になれれば幸いです。

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お写真などはすべて公式オフィシャルレポート様より引用させていただきました。

gs.dengeki.com

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