読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

フリーランス漫画家の裏日記

地下漫画家の藍が、フリーランス作家のかなしみやたのしさをちょっとぼやく。

2011年ごろの東京女子流がどうかしててすごく良いという話

過去日記

f:id:dovrounoc32:20160323200911j:plain

※この記事は私が2011年~2012年ごろにつけていた昔のブログから移設した古い記事に、現在の私が注釈を加えたものです。この色の文字は2016年現在の私の追記した注釈です。当時の背景など説明なくつらつら書いている女ヲタの日記なので読みづらさありますがお許しを。

---

2011.10.23

銀河劇場での東京女子流初ホールコンを見てきたんですが、とてもとても良かったです。
会場の雰囲気と女子流の音源やクオリティ、世界観がすごくマッチしてて、照明もふだんの定期ライブよりずっとリッチな雰囲気で、全席指定で快適に過ごせました~
客層も女子から大人までわりと現場慣れしてて落ち着いた層が多いせいか、すごく女子としては通いやすい現場でありがたい。

セットリストの途中で、バラード系のしっとりタイムをはさんで、もうこれで一区切りなのかな~と油断したところで生バンドをひきつれたAttack Hyper Beat POP。構成や演出にたかまった!いつもの狭い定期ライブのスタンディングとちがって、広いステージでキメキメに踊るひとみちゃんが開放的でかわいくて、とっても良かったんです~~

東京女子流」はエイベックス発のガールズグループで、2010年の5月にデビューしたスマイレージももいろクローバーとはメジャーデビューの同期です。
キャッチーで奇抜なプロデュースと女の子たちの力いっぱいのパフォーマンスが魅力のももクロや、正統派で下積みも長くハロプロの新たな看板を目指しているスマイレージなど、個性的で実力もあるアイドルが多い昨今で、東京女子流はカラーを出すのが遅咲きな方のグループでした。

デビューシングルの「キラリ☆」やセカンドの「おんなじキモチ」は、エイベックス音源の爽やかさはあったけど、AKBやももクロぱすぽハロプロ等すでに武器を手に入れている他アイドルの前では後れを取ってしまい、かわいくて若いエイベックスのガールズグループという枠 から抜け出せずにいるのがデビュー当時の女子流でした。
でも、今年の東京女子流はなんだかざわざわする。なんか方向性がおかしくておもしろい。その私が感じてるざわざわ感を本日は紹介したい。

www.youtube.com

「鼓動の秘密」
東京女子流で私が一番好きな曲はこれなんですが、女子流のカラーが出たのもこの曲。
キラリ☆の純朴さもなく、おんなじキモチのポップなアイドルソングとも違う!
この曲、実はライブで見ると全然違った印象を抱きます。円形のフォーメーションが基本で、くるくる回転するメンバーやサビの指さしがとても可憐。
なのにPVは非常にアーティスティック。「心臓」なのに、あえて寒色系に色味をまとめた画面と、人形のようなコマ送りのダンスを踊る少女たち。
意味ありげに荒縄からインクが垂れ落ちて、水槽の中に溶けていく。「血液」と「人形」と「水槽」という不吉なモチーフで、なまなましくてグロテスク。
そもそもロゴについてる心臓が妙にリアルな時点で何かがおかしい。
青白い画面と人形っぽい少女たちの無機質さと裏腹、エモーショナルな音源をバックにした淡い恋心の歌詞。
爽やかでかわいいイメージが強かった女子流でこういうものを作ろうと思った発想が斬新すぎる。

www.youtube.com

「limited addiction」
お次のリリースがこれ。女子流が本格的にどうにかしだしたぞ。ざわざわ。
赤いドレスを着てカメレオンと庭で戯れるひとみちゃん。
フィルムで全身をぐるぐるにしばられためいちゃん。
薔薇の花びらのお風呂とか、ダンスシーンの後ろに設置されている巨大な唐笠とか、どこの現代美術館ですかと言いたくなるような背伸びしすぎの演出。若い子に何をさせてるんだエイベックス。
路線の基盤を固めるために、引き続きアートな方向性を続行したんですね。わかります。

www.youtube.com

「liar」

うわああまたやってきたぞ!
引き続きインクや黒い口紅、少しゴシックな世界観に、チュールたっぷりのスカート。
そしてキスシーンまで盛り込む始末。このへんはいまどきのアイドルっぽい話題作りなのかな~と思うところですが、
何よりざわっとしたのが、この年ごろの子たちにサビで腰を振らせるという振付と年齢のアンバランスさ。。。!!!
この曲は後半で衣装のチュールスカートをひっぺがしてショートパンツになるんですが、ショートパンツで腰を振る少女たち。エロいを通り越して犯罪。
妙にジャジーでスタイリッシュな音源はおなじみの松井寛さんのプロデュース。
※娘。の笑顔YESヌードにも参加。個人的に好きな編曲家です。

ももクロは、いかに奇抜でキャッチーでサブカルめいた方向を突っ走るかをここのところの追及しているようですが、東京女子流はエイベックスが大人の本気を少女たちに無理やり注ぎ込んで「アート」で「スタイリッシュ」で「かっこいい」ガールズグループを演出しようとして全体的にアンバランスでたいへんなことになっている感がひしひしします。
だけど、私はエイベックスのこのやりすぎてどうかしちゃった感じ、すごく好き。

そんな女子流ですが、ライブではほんとアイドル。マジ美少女。
ひーちゃんの可憐なセンターぷりとあーちゃんの歌声に癒されます。

※ああちゃんは卒業してしまいました…記事の内容と現在の女子流の乖離がちょっとすごくて切なくなりました…